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神経症を治す〜神経症(不安障害)と類似の病気

気分障害(躁うつ病/うつ病)とは

躁うつ病は、かつて精神分裂病と並んで、二大精神病のひとつに挙げられていましたが、最近では精神の病気ではなく、気分や感情の病的変化にある為、近年、気分障害又は感情障害と呼ばれるようになりました。気分障害は最近の研究によると、特にノルアドレナリンとセロトニンといわれる、脳内の神経伝達物質のバランスの変化が原因のひとつとされています。

気分障害は、その原因ははっきりわかりませんが、発症のしやすさにある程度の遺伝的影響があり、特に後述する双極性障害の方にその影響が強いようです。また気分障害は、病気になりやすい性格やきっかけになりやすい状況があります。

■気分障害になりやすい性格
★循環気質(明朗、社交的、世話好き、同調的な性格傾向など)
★執着気質(几帳面、凝り性、徹底的、正義感、責任感の強い人等)
★メランコリー親和型性格(几帳面、秩序愛好、他人配慮的な性格等)

■発症のきっかけ、状況
★転勤、転職、異動、昇進、退職、出産、転居、子供の独立、死別、離別など
生活や仕事、家庭などの環境が大きく変化するような状況 ・・・等

躁うつ病には、大きく2つのタイプがあります。ひとつは、うつのみが出現する「単極性うつ病(大うつ病)」タイプと躁の時期とうつの時期の両方を反復する「双極性障害」の2つのタイプです。どちらのタイプも神経症が高率で共存します。

単極性うつ病(大うつ病)

単極性うつ病(大うつ病)は、男性より女性の方が約2倍多いと言われ、発症は30代前半〜50代くらいにかけて多いとようです。大うつ病の特徴は、抑うつ気分(憂うつ、悲哀感情)や興味、もしくは喜びの喪失のどちらかが不可欠で、食欲や体力の異常、睡眠障害、焦燥感、易疲労感や気力の減退、無価値感や罪悪感、集中力の低下、自殺念虜などの症状が過半数以上あり、2週間以上持続する様相を呈します。また心のエネルギーが極度に低下し、様々な精神症状や身体症状を引き起こす疾患です。

双極性障害

双極性障害は、男女共に割合はほぼ等しく、10代後半から30代前半くらいにかけて多く発症するようで、双極性障害の方が、若いうちに始まりやすい傾向にあります。双極性障害の特徴は・・・

<うつ病の症状>

  • 集中力、決断力の低下
  • 悲観的、自責的、無価値感
  • 憂うつな気分、悲しい、無力感、不安感
  • 意欲の低下、おっくう、口数が減る、ひきこもりがち
  • 不眠(夜中や早朝に目が覚めやすい)
  • 食欲や性欲の低下
  • 頭痛、肩こり、口の乾き、胃の不快感、全身倦怠感、便秘、疲れやすさ

<躁病の症状>

  • 自尊心の拡大
  • さして親しくない人にも次々に話す等、普段よりおしゃべりになり大声で話す。
  • 金遣いが荒くなる
  • 考えがどんどん浮かんでくる
  • 行動範囲が広く活発になり、抑制がきかなくなる。
  • あまり眠らなくても苦にならない
  • 食欲や性欲が昂進する
  • 注意力が散漫になる

睡眠障害

不眠症には、身体的原因や生理学的原因、心理学的原因など様々な原因があります。身体的原因とは、痛みのある病気にかかっているとか、喘息による呼吸困難など。生理学的原因とは、例えば海外旅行に行き、生活のリズムが乱れて不眠症になるなど。また心理的原因ではストレスや悩みなどがあります。
したがって心理的原因で起こる不眠症はしばしば、神経症と密接な関係があります。すなわち神経質な性格の人が陥ってしまう不眠症という症状です。
このように不眠といっても色々な原因によって起こるため、まずはきちんとした原因をつかむのが大切です。

心身症

心身症とは、「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能障害が認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病他の精神障害に伴う身体症状は除外する」と定義されています。
したがって、簡単にいえば、心理社会的な要因が重要に関与した器質的な病気や機能障害であると言えます。
この点で、神経症では器質的な病気や障害がないため、似て非なるものであるといえます。

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